当初はCUIだけで行くつもりでしたが、virt-managerを使えば簡単にできそうだったし、仮想環境をインストールしたときの感動が欲しかったのでGUIでやることにしました。
参考:http://wiki.debian.org/KVM#Lenny
http://www.linux-kvm.org/page/HOWTO1
http://www.howtoforge.com/virtualization-with-kvm-on-a-debian-lenny-server
今回利用した環境は以下です。KVMをフルで利用するにはそれなりに新しいバージョンのカーネルが必要なようです。少なくとも2.6.18以上である方が良いようです。(http://www.linux-kvm.org/page/Choose_the_right_kvm_%26_kernel_version)
% uname -a
Linux chameleon 2.6.26-2-amd64 #1 SMP Wed Aug 19 22:33:18 UTC 2009 x86_64 GNU/Linux
また、CPUのハードウェアの仮想化もサポートしている必要があります
egrep '(vmx|svm)' --color=always /proc/cpuinfoでvmxかsvmが見つかればOKです。
以上問題なければパッケージをインストールします。
sudo aptitude install kvm virt-manager今回はGUIのマネージャーを使ってみようと思うので、virt-managerをインストールします。硬派にCUIだけで行きたい人は代わりにlibvirt-binをインストールします。(virt-managerをインストールすればlibvirt-binもインストールされます)
バーチャルマシンを一般ユーザ権限で動かすためにユーザグループに追加します。
sudo adduser `id -un` libvirt(グループを追加したら一旦ログインし直す必要があります。)
ここで、ちゃんとKVMがインストールできたか確認してみます。
% virsh -c qemu:///system list
virsh Id Name State
----------------------------------
うまくできていればこのように表示されるはずです。
ここまでできればあとはGUIでほぼすべてできます。
まずコンソールからvirt-managerを起動します。
% virt-manager
すると仮想マシンマネージャーというウィンドウが立ち上がります。
日本語化されてるので雰囲気で大体分かると思いますが、以下のような手順で設定します。WindowsのVirtualPCとかとほぼ同様なはずです。
新規をクリックします。
名前をつけます。
細かいことはよく分かりませんが、完全仮想化しか選択できないようになってました。
今回はKVMを使いますが、QEMUをつかえばSPARCとかPPCも使えます。
インストール方法を選択します。今回はディスクイメージから入れます。
ディスクイメージのファイルパスを設定するか、インストールメディアを挿入します
ストレージファイルの割り当てサイズと置く場所を決めます。
とりあえず8Gで、「今、仮想ディスク全体を割り当てますか?」というチェッ クは外しておきました。
ネットワーク設定をします
メモリとCPU割り当てを決めます。後からでも変えられるのでとりあえずデフォルトでいきます。
確認して完了を押します
新しくできた仮想マシンを開きます
LinuxでSolarisが動いています。
簡単ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿